年収300万円台、年収300万円以下でも、東京で住宅購入することができます。
東京で持ち家を購入することは、夢のまた夢とあきらめていませんか?
1.東京で家を購入する
東京で家を購入することは、簡単なことではありません。
2015年から2016年にかけてマンション価格や戸建て価格は上昇していて、サラリーマンの平均年収414万円(国勢調査によるもの)では現実的に買うのは難しいです。
一般的な広さで3LDKの間取り、約70㎡から80㎡の新築住宅が価格で5000万円から6000万円、エリアによっては7000万円から8000万円します。
坪単価300万円から400万円するのです。
住宅ローンの金利は低金利とはいえ、住宅価格が上昇していては自己資金が相当ない限りは平均年収である414万円以下では住宅を買えません。
年収が300万円であれば、5000万円の住宅ローンを組んで新築住宅を購入したら、破産することになります。
返済比率が50%を超えますからね。融資基準としては最大35%となりますが、生活の圧迫を考えると返済比率20%から25%以下で住宅ローンを組むのが理想です。
返済比率とは
税込み年収に対する年間返済額が占める割合のことです。
新築住宅 5000万円 優遇金利0.6% 35年払い 月々返済13.2万円
13.2万円×12か月=約158万円 158万円÷年収300万円=約53%
年収300万円で返済比率25%以下にするためには、住宅価格が2000万円以下である必要があります。
他県や地方では2000万円以下で住宅を購入できますが、不動産価格が上昇している東京で家を購入することは簡単ではないのです
1-1.賃貸に住み続けるのは勿体ない
でも、生涯賃貸物件に住み続けるのは勿体ないことです。親の実家や土地を将来、相続もしくは贈与してもらえるのならば良いかもしれませんが。
賃貸物件を借りることで損をしないのは、家賃を経費として落とせる会社経営者もしくは住宅補助が多く出るサラリーマンぐらいでしょう。
独身にしてもファミリーにしても、賃貸に住み続けないで家を購入したほうが良いのです。
家賃8万円の賃貸物件に2年間住み続けると、更新料や仲介手数料・火災保険料・初期費用など含めて200万円から250万円かかります。
20年住んでいたら、総額2000万円から2500万円かかります。その都度、引っ越しをしてたら、もっとかかりますね。総額2000万円から2500万円家賃を払っているのであれば、住宅が購入できるのです。
1-2.いつかは持ち家
家庭持ちの方であればいつか持ち家を買うことを検討するはずです。
結婚したタイミングで、子供が産まれたタイミングで、小学校や中学校に入ったタイミングで、家を買った方が良いでしょう。
独身の方であれば、将来に実家や土地を相続して実家に戻るという状況がないのであれば、家を買った方が良いはずです。
定年退職した後では賃貸物件を借りることはむずかしくなります。また老後の計画の為に、持ち家があったほうが老後の生活負担が少なくなります。
それに、1-1でご説明したように賃貸に住み続けるのは勿体ないことです。
1-3.老後や定年退職した後の生活を考える
60歳から65歳以降の老後の生活を考えると、持ち家があったほうが安心です。
個人事業者かサラリーマンか、会社経営者なのか、また年収や働いてきた会社によって年金収入や退職金の金額はことなります。
もし、賃貸物件に住み続けているのならば、貯金や退職金がないと、老後の生活は不安なものとなります。
介護が必要となってしまった場合には、子供や身内に苦労をかけることとなります。
そうならない為にも、持ち家を確保しつつ老後の生活の基盤をしっかり築いておくと良いでしょう。
1-4.東京の不動産は高いが・・・
東京の新築住宅は高いです。坪単価300万円から400万円します。
23区内で安いとされる足立区や江戸川区、北区などの城東・城北エリアでも坪単価200万円から300万円します。
物件価格が2000万円以下の物件を購入する為には、狙いを中古物件に絞ることです。年収300万円以下の人が住宅を購入する為には、中古物件に限定する必要があります。
但し、親からの資金援助や自己資金がある方は、新築住宅を購入しても良いでしょう。
2.年収300万円以下で住宅を購入する
年収300万円以下の人が無理なくローンの支払いをしていくためには、ローンの返済金額が毎月7.5万円から8万円以下には抑えたいところです。
ローン期間 35年払い、2000万円以下の住宅ローンを組むことで上記の毎月7.5万円から8万円以下の支払いに抑えることができます。
また東京の中古物件をはやい段階で購入しておけば、いずれ売却して老後資金にあてて老人ホームに入居するといった選択肢を持てるはずです。
2-1.中古物件に狙いを定める
東京の新築住宅は高いです。東京の中古物件も価格上昇していますが、探せばお手頃物件が見つかることもあります。
2000万円以下の中古住宅は沢山あります。
・築年数が30年から40年超えた一戸建て
建物の耐用年数は過ぎていて、土地だけの売り値となっていることも。物件によっては修繕やリフォームされていて状態が良いもの等もあります。
・土地の形状が悪い、敷地との接道幅が狭い
一戸建てでは土地の形状や道路の接道状況によっては、非常に物件価格が安くなります。再建築不可という建物の場合には、相場の3掛けから5掛けぐらいになることも・・・
・旧耐震基準の建物、建物がボロボロの家
解体費用がかかる分、古家付き土地として更地よりも安く販売されていることがあります。古家でもリフォームやリノベーションによって建て替えよりも安くお得に住み続けられることもあります。
安くて良い中古物件を探すためには、実際に沢山の中古物件を内見してみることです。
中古物件は沢山物件を内見して目利きを鍛えないと、お得な中古物件を探すことは難しいです。
お宝物件に巡り合えた時にはすぐに買付証明書や申込書を提出することです。
お得物件、お手頃物件は1週間から2週間で募集が終わってしまうものなのです。
2-2.空き家問題で安い物件が多い
相続で空き家問題が増えています。相続した不動産や一戸建てを売却せずに放置してしまってる方が多いのです。
特定空き家に対して税金等のペナルティが課せられるため、相続した不動産を安く売り出す方もいます。
古家付き土地の場合には、相続した不動産を子供が売りに出していることも多く、安く購入できる場合があります。
こちらのページ≪東京都の空き家条例、特別措置法に対する5つの解決策≫もご参照くださいませ。
2-3.リフォームは自分次第
中古物件を購入する場合には、リフォームのことも計画しないといけません。
中にはリフォーム済みもしくは売主が修繕をしっかりしていた中古物件もあります。
素人が手を出しては危ない物件としては、建物が傾いている、築年数が不詳、修繕歴が不明などの物件です。
身近に大工さんやリフォーム業者の知り合いがいれば、購入前にチェックしてもらいましょう。
また、中古物件のリフォームをする場合には、リフォーム業者や建築業者、大工選びも重要です。
2-4.独身の方も持ち家を買うべき
東京では、独身の方にも住みやすい中古戸建てやマンションが多くあります。
中古戸建てでは、狭小物件や平屋建て等が一人暮らしに最適な広さです。
また将来的に結婚した後も、東京の一戸建てであれば人に貸して収益物件にしやすいです。
経費計上できる個人事業者や会社経営者でない限り、賃貸物件を借り続けることは非常にもったいないことです。
さいごに
30代、40代のうちに住宅購入をしておきたいところです。
年収300万円台、300万円以下だからこそ、持ち家は必要です。将来的には年金支給額の減額や年金の支給開始年齢が引き上げられるかもしれません。
60歳から65歳になると会社を退職しなくてはなりません。20年後から30年後の未来の生活は自分自身で形成する必要があるのです。
そのためにも、持ち家は必要となるのです。
中古住宅の購入をお考えの方は当社までお気軽にご相談くださいませ。
当社では自社の大工や提携している外壁業者、リフォーム業者がいます。
中古物件のご紹介だけでなく、リフォームのご提案までさせて頂きます。