1.屋根の葺き替えや塗装をする目安
現在の一戸建ての屋根の多くはスレート屋根が主流となっていますが、
昭和40年代から50年代にかけては瓦屋根、さらに前の時代となるとトタン屋根が主流でした。
瓦が強風や台風などで飛ぶことで雨漏りなどが生じても、火災保険等に加入していれば保険金はおります。
屋根の交換の目安とは15年から20年と言われていますが、定期的な塗装のメンテナンスや錆びやコケを取る等の作業は5年周期で行ったほうが良いでしょう。
長く屋根を大事に使い続けるために定期的な点検や補修は必要となります。
それと、屋根の葺き替えや塗装をしておく年数の目安もございます。
1−1.雨漏りがする
屋根の修理の中でも、雨漏りの修繕をしてほしいという依頼が一番多い理由です。
陸屋根や瓦屋根、トタン屋根にかかわらず、雨漏りの対処はしっかり行いましょう。
コーキングや防水テープで一時的な応急処置をしても根本的な解決にはなりません。
台風や大雨、大雪の際に、より大きな被害をもたらさないためにも屋根の痛みが酷い場合は葺き替え工事をしたほうが良いかもしれません。
雨漏りをしてると屋根の下地がすでに古すぎて傷んでしまってる場合が多いです。
1−2.屋根が色あせてきた
5年から10年すると屋根の色もあせてきてます。
年数がたつことで塗膜がはがれてる場合は、塗装の塗り替えをしましょう。
既存の屋根材の上にefルーフ(ガルバリウム鋼板)を被せる工法も普及しております。
屋根を剥がさないので工期も短く費用も安く行うことができます。
1−3.屋根に苔が生えてきた、汚くなってきた
スレート屋根が劣化をおこしてくると、塗膜がはがれてカビやコケが発生します。
トタン屋根等の場合も塗膜などの劣化で錆びや腐食が目立ってきます。
こうなってきてしまったら、塗り替えの場合にはサビやコケをしっかり落としてから塗装する必要があります。
それでも屋根材は劣化する為、いずれは葺き替えをする必要が出てきます。
劣化したまま放置してしまうと、建物の価値を大きく減らすことになります。
いざ売却する時や相続するときにメンテナンスや修繕を怠ったおかげで数百万円の損失になることもありえます。
「雨漏りがする」「屋根が色あせてきた」「屋根に苔が生えてきた、汚くなってきた」などの症状は建物の価値を減らすだけでなく、生活に支障をきたすことにもなります。
上記の症例がでてきたときには、早めの処置が必要です。
2.屋根の葺き替え・塗装の費用
屋根の葺き替えの費用は材料や平米によって金額も変わってきます。
また塗装や被せる工法(屋根カバー工法)であれば、撤去の工賃や廃棄代がかからないので安く済みます。
屋根の下地の状態を見て、リフォーム業者の意見も踏まえつつ判断したほうが良いです。
葺き替えの工事手順としては現在の瓦をおろす・撤去処分・あらたに野地板貼・防水紙貼そして屋根材の施工となります。
20年、30年と屋根工事をしてこなかった場合には、野地板や防水ルーフィングもボロボロになっているはずですので葺き替え工事をしたほうが良いでしょう。
2−1.屋根葺替え工事 efルーフ
efルーフはほかの屋根材よりも軽量で耐震性に優れています。
屋根材は軽いほうが良いのです。
一般的な日本瓦は坪150キロから200キロあります。efルーフは坪15キロ程度です。
建物への負担が少なく、施工数も短く、だからこそ屋根工事も安くすみます。
そのうえ工期も短くすむので居住中でも手軽にリフォームできます。
その他にも、当社では多くの屋根材を取扱いしておりますので、パンフレットなどからお選びいただくことも可能ですが、
当社ではefルーフをお勧めしております。
2−2.ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウム鋼板は従来の鋼板屋根材に比べて、サビが出にくく3倍~5倍の耐久性に優れています。
また従来の鋼板屋根材に比べて、購入単価も安いことから、最近のステンレス鋼価格高騰の受けて屋根の材料材として主流になっています。
2−3.その他屋根
瓦屋根やスレート屋根などがございます。
既存の瓦屋根は非常に重く、地震などの災害時に家に対して引掛け工法の為、大きな負荷がかかるので
葺き替え工事をしたいというお問合せが多いです。重厚感があり、耐久性が高く断熱性もあるというメリットはあります。
スレート屋根は粘土版岩を薄く加工してつくられた屋根材です。高価な商品もあるが、瓦屋根より安価です。
デザインの種類も豊富でまた重量も軽いです。
3.外壁と一緒に屋根工事は行う
足場をせっかく設置するのであれば、同時施工が好ましいです。また居住中でない場合は、内装含めたフルリフォームしてしまったほうが良いでしょう。
窓やサッシ・手摺・バルコニー・戸袋・室外機などの工事をする際には、足場がないと工事が出来ない場合もあるからです。
古家を購入した方、中古住宅を購入してまだ入居してない方は工期2ヶ月から3ヶ月でフルリフォームをしたほうが良いでしょう。
3−1.足場の問題
外壁や屋根の工事は足場が必要になるので、外壁や屋根・その他箇所(破風や軒天・キリョケ・雨樋など)が
傷んでいるのであれば同時にリフォームしておいたほうが良いのです。
足場代は10万円から15万円位かかりますし、また職人や大工の工賃を考えると、別々で工事するよりも同時に施工したほうが明らかに安くすみます。
まとめ
雨漏りや経年劣化、20年以上屋根をかえていない場合は下地なども傷んでいる可能性がありますので
タイミングを見計らって点検をしてください。大雨や台風、地震などで建物に損傷が出る前の予防が必要です。
雨漏りの補修業者や屋根のリフォーム業者はいい加減な業者が、非常に多いです。
見積もりや現場点検をしてもらう際には、複数の業者に見てもらうことが鉄則です。