敷金礼金ゼロゼロ物件を探したい、初期費用を30万円以内におさえて物件探しをしたい、敷金は有りでも良いが礼金は無い物件を探したい
このように敷金礼金にこだわって物件探しをされる方は多いです。
敷金礼金がゼロゼロなのか、それとも敷金礼金が有るのかで、初期費用の金額は数十万円変わってきます。
初期費用を抑えたいのであれば、物件情報サイトで敷金礼金がかからない物件に絞って探すべきです。
われわれ、不動産営業マンも、『お客様の初期費用の予算が20万円だったら、敷金礼金が無ければ、お客様にこの物件はご紹介できるだろう』と考えますからね。
この記事では、ゼロゼロ物件のことや物件の探し方、また要注意点をお伝えいたします。敷金礼金が無い物件を探したい方、初期費用を抑えたい方はぜひご参考くださいませ。
1.敷金礼金が無い物件
東京23区では約10万件の賃貸物件の募集がありますが、その内の1万件は敷金礼金が無い物件です。
敷金礼金が無ければ、初期費用をおさえられます。
AthomeやSUUMOなどの物件情報サイトで物件を探す場合には、検索フォームで敷金礼金無しにチェックをすれば簡単にゼロゼロ物件の検索結果を表示できるようになっています。
1-1.敷金、礼金とは
敷金とは、賃料の支払いや原状回復費用などの債務を担保する目的で貸主に支払う金銭のことです。
賃貸借契約が終了したら貸主は借主に敷金を返還しなければいけません。
通常は、退去時にお部屋のクリーニング費用や退去時の修繕費用などが敷金から差し引かれて、もどってきます。
礼金とは、敷金と異なり、退去時に返ってこない金銭のことです。
礼金は家主への謝礼金としての意味合いの要素が強く、礼金がある物件は借主にとって無駄に負担があるといえます。
1-2.礼金がない物件
出来れば礼金が無い物件でさがしたいところです。
但し、ペット可の物件を探してる方、新築マンションを探してる方、お部屋探しの条件が多く、あまり条件を妥協したくない方は礼金がある物件になってしまうでしょう。
東京では、人気が有るマンション、立地が良いマンション、新築マンションなどは礼金が有ることが多いのです。
人気が有るマンションは管理会社や家主が強気で募集できるからでしょう。
私も20代のころは、賃貸物件を探すときには物件情報サイトの条件の項目で礼金無しにいつもチェックを入れていました。
しかし、30代になって、広さや築年数だけでなく、立地や周辺環境といった希望条件が多くなってくると、、礼金がない物件から理想の物件を探すのは難しいと気付いてきました。
初期費用を抑えるということは、ある程度のお部屋探しの妥協が必要になってくるでしょう。
1-3.敷金がない物件
敷金がない物件は、退去時に清掃費用やクリーニング費用を払わなくてはいけません。
賃貸借契約書には、退去時の清掃費用などの特約が明記されていることでしょう。
どちらにしても敷金が有ろうが無かろうが退去時の原状回復費用はかかるため、とりあえず初期費用を抑えたい方は敷金がない物件を探しましょう。
退去時の原状回復の費用については、国土交通省によるガイドラインによると、借主が負担する必要はないケースもあるため、下記ご参照くださいませ。
賃貸物件の退去時の敷金の返還について【借主さん家主さん必見】
1-4.初期費用は敷金礼金だけではない
当り前のことですが、賃貸物件を借りる際には敷金礼金以外にも初期費用がかかります。
初期費用が安い物件を探しているのならば、敷金礼金ゼロゼロだけでなく、他にどんな費用がかかってくるのか確認しておかなければいけません。
ゼロゼロ物件で多いのが保証会社利用必須であることです。敷金礼金を無しにすることは家主からしたら家賃滞納のリスクが高まる為、保証会社の利用を必須にすることが多いのです。
保証会社の利用をしなければいけないことは、借主の初期費用のコストが高くなってしまいます。
それ以外にも前家賃や日割り賃料、鍵交換代、火災保険料などがかかってきます。
管理会社によっては、本来払う必要がない名目の費用が追加されることもあります。
本当に払う必要がある費用なのか、事前に担当の営業マンに確認しておくべきです。
2.敷金礼金ゼロゼロ物件を探すには
敷金礼金ゼロゼロの物件を探すには、注意点やポイントがいくつかあります。
物件情報サイトに掲載されている情報が全てではありません。賃貸契約書の内容と、賃貸図面や掲載情報の内容は必ずしも一致しないのです。
借主からしたら、ありえないと思うでしょうが。
また、初期費用を抑えるという目的で敷金礼金ゼロゼロ物件を探すのであれば、その他にも無駄な費用がかからないように、担当の営業マンにお願いをしておくことです。
無駄な費用とは保証会社の費用や仲介手数料、鍵交換代、事務手数料などのことです。
礼金や仲介手数料などは交渉してゼロに出来る場合もあります。
2-1.礼金交渉をする
気になる物件があったとして、礼金交渉は出来るのです。
礼金をゼロに出来るかどうかは、担当してくれる営業マン次第です。
これは裏話となるのですが、礼金がゼロに出来るかどうかは、交渉せずとも仲介会社の営業マンはじつは知っているのです。
それは何故なのか。下記のページをご参照くださいませ。
知っておきたい不動産賃貸業界の仲介手数料の裏話【広告料/AD】
ADがある物件は、礼金ゼロもしくは仲介手数料無料に出来ます。
これは担当してくれる営業マンが良い人であれば礼金ゼロにしてくれるのですが、自分の成績や利益を追求する営業マンであれば決して礼金をゼロにしてくれないでしょう・・・
礼金交渉もしくは礼金ゼロにしてくれるかどうかは、担当者次第です。
なるべく、1社だけの不動産会社に任せようと思わないで、不信におもったら不動産会社を変えて、信頼できる担当者を選びましょう。
2-2.ゼロゼロ物件に絞って探す
礼金の相談や交渉が面倒な場合には、最初から敷金礼金ゼロに絞って探してもらうことです。
物件情報サイト(atHome、SUUMO等)でも、簡単に敷金礼金ゼロゼロにチェックを入れて自分で物件を探すことが出来ます。
オトリ物件や終了済みの物件も多いため、気になった物件が見つかったら、直接電話ですぐに問い合わせをしたほうが良いかもしれません。
管理会社が直に掲載してる場合には、敷金礼金ゼロゼロにくわえて、仲介手数料無料などの特典があるかもしれません。
不動産会社の営業マンに探してもらうことは楽なことですが、メリットばかりではないということです。
2-3.探す上での要注意点
ゼロゼロ物件を探す上での注意点が幾つかあります。ゼロゼロ物件で問題を起こした有名な管理会社のような物件に入居してしまったら、入居後のトラブルが絶えないかもしれません。
そのほかにも気を付けてほしいことを下記にまとめてみました。
1. 無駄な初期費用が多い物件
前述していますが、敷金礼金以外にも初期費用はかかります。物件によっては無駄な初期費用が多くかかってしまうことがあります。
前家賃や日割り賃料、火災保険料は仕方ありません。これは必ずかかる初期費用です。
出来ればかからないにこしたことはないのが、仲介手数料です。これは交渉しましょう。
保証会社や事務手数料、24時間サポート料といった無駄である初期費用がかかる場合には削ってもらいましょう。
せっかく敷金礼金ゼロゼロ物件を探しても、無駄な初期費用が多いのであれば、意味がありません。
2. 危ない管理会社
評判が悪い管理会社は2chやインターネットの掲示板でも、よく書かれています。
そのような悪評がたつ管理会社は、仲介会社の営業マンであれば把握しているものです。
エアコンが壊れたのに中々交換等の対応をしてくれない管理会社
中々電話が繋がらなく、たらいまわしにする管理会社
退去時の原状回復費用を高額に請求してくる管理会社
家賃の滞納に対して悪質な取り立て、暴言をはいてくる管理会社
入居後の対応が悪い管理会社は、なるべく避けたほうが無難です。
2-4.ゼロゼロ物件を探してくれる不動産会社
当社運営サイトです。敷金礼金ゼロゼロ物件や仲介手数料無料物件ございます
東京23区内対応しております。敷金礼金がかからない物件、仲介手数料が無料の物件、家賃が無料になるフリーレントの物件、初期費用が◯◯万円以内で探してほしいというリクエストに応じた物件探しも可能です。
不動産物件情報サイト ホームズです。全国対応しています。
敷金礼金が無しの物件があつめられています! またその他にも家賃6万円以下の特集や家賃補助がある物件の特集ページがあります。
住み替え前後は何かと出費がかさみます。その最たるものが敷金と礼金。今では敷金・礼金を設定しない大家さんも増えているようです。
さいごに
敷金礼金ゼロゼロ物件を探すということは、物件数が少なくなってしまうため、お部屋探しの条件を妥協しなくてはいけません。
広さや間取り、築年数、マンションかアパートか、場所、周辺環境など、優先したい条件、妥協してもよい条件を明確にすればゼロゼロ物件が見つかりやすいでしょう。