「初期費用はなるべく抑えたい、20万円から30万円以下に抑えたい」 と初期費用が安い賃貸マンションやアパートを探していませんか?
不動産会社に行ってみたら、担当してくれた営業マンに「少なくとも初期費用40万円はかかる」 「20万円以下の物件なんて、このエリアには無いですよ」と言われてしまい、引っ越しを諦めてしまった方もいるでしょう。
東京にはたくさんの賃貸マンションやアパートがありますが、エリアさえ絞らなければ敷金礼金ゼロ物件や初期費用キャンペーン物件をたくさんご紹介できるんです!
また、初期費用があまりに安すぎる物件は、賃料が割高物件である場合もあるため、気を付けて探してください。
本当に初期費用が安くてお得な物件は『営業マンが親身になって探してくれるかどうか』が重要です!!
とはいえ、営業マン任せにしてしまっていると、初期安物件が見つからない可能性もあるため複数の不動産会社に探してもらいましょう。
初期安物件の図面をメールアドレスに送ってもらうようお願いしておけば、いいだけです。
では、実際に初期安物件を探す上で基本的なこと、気を付けてほしいことをお伝えいたします。
この記事では仲介会社が知られたくない「物件の探し方」も含めて、お伝えしていこうと思います。
1.初期費用を安く探す方法
まずは賃貸物件の初期費用について簡単に解説をしたいと思います。
賃貸物件の初期費用とは、審査が通過した後に、賃貸契約時に不動産会社へ支払う費用のことです。
その契約時に支払う費用とは、敷金礼金や前家賃、仲介手数料、火災保険料、保証会社費用などすべて合算したものです。
主な初期費用の項目
- 敷金・・・退去時にかえってくるお金
- 礼金、保証金・・・退去時にかえってこないお金
- 仲介手数料・・・不動産会社に支払う報酬。不動産会社によりますが、家賃の50%から100%が一般的です(税別)
- 日割り賃料、前家賃・・・入居月の日割り賃料、翌月分の賃料
- 火災保険料・・・2年で15,000円から20,000円位
- 保証会社・・・契約時に家賃等の50%から100%、更新料が年間1万円が一般的です。
- 鍵交換代・・・15,000円から20,000円位。任意交換であることもあり、希望しなければ鍵交換代はかかりません。
これ以外にも、違う名目の費用があるかもしれません。事務手数料やクリーニング料、24時間システム料など・・・そういった費用がかかる物件は避けたほうが無難です。
初期費用を極力抑えるためにも、礼金や仲介手数料、保証会社の費用を省けるかどうかが重要です。
今回は、初期費用を抑えるための7つのポイントについてまとめました。知っておいて損はないことばかりです。
1-1.ゼロゼロ物件を探す
ゼロゼロ物件とは、敷金ゼロ、礼金ゼロの物件のことです。敷金礼金がかからない分、初期費用は安くなります。
ただし、敷金とは退去時の原状回復費用の債務を担保する役割があり、敷金が無い代わりに退去時清掃費用を前払いさせる管理会社もあります。
管理会社からしたら、敷金が無いと退去時のクリーニング費用や張り替え費用を入居者が払わずに退去してしまうリスクがありますからね。
もしも、敷金が無い場合には、退去時の清掃費用がかかるかどうか、確認しておきましょう。契約時に退去時の清掃費用がかからないのであれば、初期費用を抑えられます。
礼金や保証金は絶対に無いほうが良いです。礼金とは、家主や管理会社に支払うお礼金であり、退去時に返ってきません。
敷金はあっても良いが、礼金は無い物件を探したい、という方も多いです。
たまに、『敷金礼金ゼロゼロ物件は危ないんじゃないか?』というお言葉をいただくことがありますが、まったく危なくありません。
一時期、某管理会社がゼロゼロ物件で積極的に入居者募集をおこない、家賃滞納者に対する追い出しトラブルや退去時費用のトラブルでテレビのニュースになっていましたが、あくまでも、それは管理会社の入居者に対する対応に問題があっただけです。
ゼロゼロ物件の管理会社は危ないということではありません。ゼロゼロじゃない物件に入居したとしても、しっかりした対応をしてくれる管理会社かもしれませんし、対応が悪い管理会社かもしれません。
初期費用が準備できていない、初期費用を抑えたい場合には、まずゼロゼロ物件でさがしてみることです。
1-2.保証会社を利用しない、保証人をたてる
賃貸物件を契約するには、保証人をたてないといけません。もしも、保証人がたてられない場合には、保証会社を利用する必要があります。
保証会社を利用すると、契約時に家賃等の50%から100%の費用が増えてしまうため、初期費用を抑えたい場合には保証人をたてましょう。
賃貸借契にあたって、保証人の署名捺印が必要になる為、お部屋探しをする前に父親か母親に承諾をもらっておきましょう。
保証人は収入基準(家賃の3倍)を満たしてる必要があるため、定年退職されてる場合には、保証人になれない可能性があります。
- 保証人の必要書類、契約書類のやり取りは郵送が一般的である
- 保証人をたてないと、保証会社の費用がかかる
1-3.仲介手数料無料の物件にする
ここで、押さえておいていただきたいことがあります。
敷金礼金の有無を気にして物件探しをする方は多いのですが、、仲介手数料の有無をしっかり気にしていますか?
仲介手数料が無料になる物件、探しましょう。
どんな物件でも、『この物件は仲介手数料かかる? あの物件は仲介手数料かかる?』 と気にしたほうが良いですよ。
物件を探してくれる営業マンに何も言わないのであれば、仲介手数料100%請求されると思ってください。
仲介手数料が無料になるかどうかの、詳しいカラクリはこちらのページをご参照くださいませ。
知っておきたい不動産賃貸業界の仲介手数料の裏話【広告料/AD】
1-4.管理会社の物件に直接問い合わせる
AthomeやSUUMO等のポータルサイトで賃貸情報を見ていると、同じ物件を複数の不動産会社が掲載していていることがあります。
管理会社が掲載してる場合には、他の不動産仲介会社を通すよりも、管理会社に直接問い合わせをしたほうが初期費用が安くすむ場合があります。
物件情報を掲載してる会社が、管理会社かどうか見極めるためには、取引態様をチェックしましょう。
取引態様が仲介であれば、仲介会社であり、取引態様が媒介や代理となっていれば、管理会社である可能性が高いです。
管理会社に直接問い合わせをすれば、自社物件もしくは自社管理物件であるため、仲介手数料をまけてくれる可能性があります。
1-5.家賃を高すぎない
家賃が高くなればなるほど、初期費用も比例して高くなってしまいます。
敷金礼金ゼロゼロ物件の初期費用の目安は家賃×3か月分です。
内訳としては、前家賃、日割り賃料(入居日により変わる)、仲介手数料、火災保険料、鍵交換代
家賃が6万円だと、初期費用は18万円前後ということです。
家賃が8万円だと、初期費用は24万円前後ということです。
つまり、家賃が8万円台の物件で、初期費用が20万円以下の物件を探すということは大変ということです。
敷金礼金ゼロゼロ物件でも、20万円をオーバーしてしまうのですから。
1-6.フリーレント有りや保証会社貸主負担のキャンペーン物件を探す
初期費用のキャンペーン物件を探しましょう。
キャンペーン物件にはフリーレント1か月、2か月の物件、保証会社の費用は貸主負担の物件などがあります。
敷金礼金ゼロ+仲介手数料無料+フリーレント付きという初期安条件のすべてを満たしていれば、初期費用が20万円以下でおさえられる可能性が高いです。
※フリーレント付きの物件
入居してから家賃が1か月もしくは2か月分無料になる物件です。前家賃や日割り賃料がなくなれば、初期費用がぐっと抑えられることになります。
1-7.初期費用20万円以下にするには
エリアを絞らずに東京23区内という条件で物件を探せば見つかるでしょう。
初期費用20万円以下という条件だけであれば、営業マンも物件探しに苦労はしないのですが
その他にもMUSTの条件(独立洗面・築浅・25㎡以上といった条件等)が沢山あれば、「お客様のご条件では該当する物件がありませんでした…」となってしまう可能性がたかいです。
初期費用を安くおさえた物件探しをするためには、ある程度の条件の妥協が必要になってきます。
さいごに
いかがでしょうか?
初期費用を20万円以下、30万円以下と抑えて、物件探しをすることは十分に可能です。
ただし、キャンペーン物件や敷金礼金ゼロ物件は、1年以内の早期解約の違約金を設定されることがほとんどです。
短期間で賃貸契約を解約をしそうな場合には、初期安物件はやめておきましょう。