賃貸物件の審査を通すことは、場合によっては売買物件を購入することよりも、難しい場合があります。
無職の方でも賃貸物件の審査が煩わしくて、キャッシュで物件を購入してしまう方もいらっしゃいます。
こちらのページでは無職やフリーターの方向けの賃貸物件の審査や探し方について、まとめさせていただきました。
目次
1.無職、フリーターではお部屋を借りるのは厳しい
無職で賃貸物件を借りることは非常に難しいことです。
無職で不動産を購入する場合には、現金(キャッシュ)一括での購入であれば可能です。
しかし、無職で賃貸物件を借りる場合には、収入基準や勤務先基準・保証人の有無等の審査があります。
預金が沢山あったとしても、ほとんどの賃貸物件の審査で断られてしまいます。
そうなると、預貯金が多い一時的に無職の方、これから東京に上京する予定の方、また失業保険を受給中の方も借りられないのでしょうか?
そうではございません。
無職の方でも、幾つか審査を通過する為の方法があります。
1-1.東京に上京する方のお部屋探し
東京に上京してお部屋探しをされる方も多いです。
しかし、あなたが東京に上京するときのお部屋探し、苦労するかもしれません。
地元で仕事をしていたとしても、東京に上京する際には退職をするということになります。そうなると、審査をする上では無職と同じ扱いになります。
学生であれば、大学入学(勉学)が目的ということで、どの賃貸物件でも本人契約(両親保証人)もしくは両親契約(本人入居者)として賃貸物件を借りることが出来ます。
しかし、学生でもなく、成人されてる方が上京する場合には、内定通知が出ている、仕事が決まっている場合を除いて、賃貸物件の審査は落とされやすいのです。
せっかく、東京に上京して仕事を見つけようと思ってたのに、どうすれば良いのか?
1-2.東京では仕事も多い
上京してお部屋探しをする一番多い理由として、”東京では仕事が多い” 。
地元の会社を退職することをきっかけに、東京に上京される20代から30代の方は多いです。
東京は日本の首都として人口の10%(1000万人以上)が暮らしています。また会社の数は全国170万社ありますが、そのうち東京には26万社あります。
日本の人口の10%以上の人々と、全国の会社数の20%にあたる会社が、47都道府県の内の1つである東京に集まっているのです。
人口と会社が多い東京では、それだけ仕事が多く求人情報も沢山あるのです。
1-3.東京の家賃は高い
東京でお部屋探しをする上で苦労することは、審査の難しさだけではありません。
東京の賃貸物件(アパート・マンション)の家賃は非常に高いのです。
ワンルーム、1Kでも7万円から9万円ぐらいします。都心部(港区、渋谷区、新宿区、品川区)のワンルームとなると、10万円から12万円します。
もちろん、駐車場などついていません。近くの月極駐車場は月に3万円から5万円はするでしょう。
家賃が5万円から7万円の賃貸物件を探すためには、駅からある程度離れていること、3点ユニットバスであること、5帖から6帖位の広さ、築年数が古いことを妥協しなくてはいけません。
東京23区では1LDK以上の広さに住むためには、家賃13万円以上払わなければいけません。
1-4.東京の賃貸物件を借りるには
東京に上京をする方は先に仕事を決めるか、先にお部屋を決めるか、どちらかのパターンだと思います。
現実として、多くの方は先にお部屋を決めないと、就職活動がむずかしいでしょう。
可能であれば、両親(父親等)に代理契約をしてもらい、ご本人が入居者として申し込みをしましょう。
内見や申し込み手続きに関しても、両親がわざわざ東京に来る必要もありません。ご本人が代わりに代筆、もしくはFAXやメールでの書類やり取りも可能です。
両親契約が難しい場合には、2の項をご参考くださいませ。
2.無職、フリーターの場合にお部屋を借りたい
無職になっている、もしくは正社員でなくアルバイトをしている、フリーターをしている場合にお部屋を借りることは大変です。
それでもアルバイトのシフトを沢山入れていて給料をしっかりもらっている、休職中だが預貯金はしっかりある場合には相談できる賃貸物件もあります。
預貯金が全くない、登録制のアルバイトに登録だけしてるが仕事は全くしていないとなると、お部屋を借りることはむずかしいです。
2-1.休職中で無職になっている場合
仕事を辞めてしまった、退職予定である、現在無職である場合には預貯金がどれぐらいあるかが大切です。
両親などに代理契約を頼まずに、本人契約で自力でお部屋を借りる場合には、預貯金が多くないと難しいです。
ちなみに賃貸物件の95%は無職の方は本人契約が出来ません。
無職の方が相談できる賃貸物件は当社も把握してますが、多くはありません。
また休職期間が長ければ長いほど、管理会社や家主の心証は悪くなります。
また家賃が高めの物件は避けましょう。家賃が5万円から6万円以下の物件だと、預貯金が多ければ相談がしやすいです。
2-2.フリーターである場合
アルバイトをしている、長年フリーターをしている場合には、無職や休職中の方よりも審査は通りやすいです。
1年以上勤めているのであればアルバイト先から前年度の源泉徴収票、1年未満の場合には直近給料明細2か月分から3か月分をもらって、不動産会社に提出しましょう。
目安として家賃の3倍以上の収入があれば、審査に通る可能性があります。
家賃が4万円であれば、月収12万円
家賃が5万円であれば、月収15万円以上は必要になるということです。
2-3.契約者を両親にお願いする
本人契約では賃貸物件を借りることは中々むずかしいのが実情です。
もし、親に代理契約をお願いできるのであれば頼んでおいたほうが良いでしょう。
上京予定の方、事情が有って休職中だが引っ越さなければいけない方、退職と同時に会社の寮を出なければいけない方も、
一番楽に賃貸物件を借りられる方法として契約者を両親にお願いするべきなのです。
ただし、すべての賃貸物件が契約者を両親にすれば、借りられるわけではありません。
賃貸物件の半分以上は、本人契約でないと断られてしまいます。(学生除く)
賃貸物件を探してくれる不動産会社が、家主や管理会社に数多くあたって相談をしていくしかありません。
2-4.保証人がいないと難しい
無職の方が本人契約で賃貸物件を借りる場合には、保証人がたてられないと審査を通過することは難しいです。
保証人をたてるか、保証会社を利用するかの、どちらかです。ただし、無職の方では保証会社の審査は厳しく中々通りません。
保証人をたてて賃貸物件を申し込んだ方が通りやすいです。
3.対応してくれる不動産会社
無職、休職中、上京予定の方がお部屋探しをする場合に、すべての不動産会社がお部屋探しを対応してくれるわけではありません。
働いていないとなると、断ってくる不動産会社も多いでしょう。
賃貸物件を探してくれる不動産会社の担当者が、どこまで頑張って審査が優しい賃貸物件を探してくれるかどうかは大事なことです。
また探してくれる不動産会社を見つけましょう。
不動産会社の担当者によっては、1件1件家主や管理会社に交渉や相談をしてくれる良心的な営業マンもいるはずです。
現在の状況(休職に至った理由、就職活動の状況、保証人の有無、預貯金、アルバイト勤務の場合には給料の金額)などを正直に話しておくことが大切です。
3-1.賃貸物件を紹介してくれる不動産会社
力になってくれる不動産会社、力になってくれない不動産会社があります。
手っ取り早いのは、審査がやさしい賃貸物件の情報を多数かかえている不動産会社に依頼するのが一番良いです。
上京予定の方、休職中の方、フリーターの方、水商売勤務の方に、全力で対応してくれる不動産会社は少ないかもしれませんが、必ずあります。
不動産会社に何社もまわってみると、対応が良いところ、しっかりと物件を紹介してくれるところ、あきらめが早いところ、1件も紹介してくれないところ等
不動産会社の対応が全然違うことに気付くはずです。
賃貸物件を探す際には3社以上まわってみると良いでしょう。
3-2.UR賃貸物件
不動産会社によってUR賃貸物件を取り扱っています。当社でもUR賃貸物件の取り扱いがあります。
UR賃貸物件は預貯金によって審査を通過できます。ちなみに保証人もいりません。仲介手数料や礼金もかからないのがUR賃貸物件の特徴です。
貯蓄額が家賃の50倍から100倍以上あれば、無職やフリーターの方でも申し込みが可能です。
さいごに
無職、フリーターの方は賃貸物件を借りることが難しいです。
当社では賃貸物件の紹介も対応しております。もし、お部屋探しにお困りであれば、当社までご相談くださいませ。
コメント
コメントは停止中です。