不動産会社を選ぶときは、必ず慎重になりましょう。
不動産を売却するときに、多くの方は1社から2社に査定を依頼して、簡単に専任媒介契約をしてしまいます。
不動産会社選びにはもっと時間をかけても良いかもしれません。
数千万円から数億円する不動産を、売却の為に預けてしまうのです。
売却活動を行ってくれる、重要なパートナーである不動産会社をあなたは簡単に決めすぎてはいませんか?
目次
1.高値売却のパートナー、不動産仲介会社
不動産を高く売却できるかどうかは、売却活動を行ってくれる不動産会社次第です。
多くの方は不動産取引に慣れていません。不動産取引を人生で1回から2回しか経験しない方が殆どだからです。
安値で売却してしまわないように、頼れる不動産会社かどうか見極めて、売却依頼をしましょう。
下記のような理由で、安値でさっさと売却したいという依頼主も多いですが、簡単に高値売却をあきらめないでください。
親から相続した不動産だから
田舎にある土地建物だから
ボロボロの物件、駅からも遠いし、需要がないエリアだから
他社に相談したら、相場よりかなり安くなってしまうと言われたから
不動産会社は10万社以上あります。東京だけでも2万社以上あります。
1社だけに相談して、数百万円の機会損失に気づかずに、簡単に売却を決めてしまった方は多いでしょう。
1-1.高値で売却してくれるかどうかは不動産会社次第
東京では2万社以上ある不動産会社。
お客さんのことを大切にしてくれる不動産会社もあれば、自社の利益のことしか考えていない不動産会社もあります。
不動産会社や担当営業マンによっては、お客さんのことをかえりみないで、自己の利益や成績、目先の欲に走ってしまいます。
本来ならば不動産会社と売主はウィンウィンの関係が築けるのですが、安値で売却してはやく手数料を稼ぎたいという営業マンもいます。
今月の成績が悪く、月内の成績に何とかカウントしたいという営業マン・・・不動産仲介会社ではよくあることですね。
高値で売却してくれるかどうかは、不動産会社や担当者次第です。
情熱と戦略を持って、お客さんの大事な不動産を高く売り出してくれる不動産会社を見つけましょう。
1-2.売却活動の方法は色々とある
不動産会社の売却活動の方法は色々とあります。
販売する物件種別(土地、戸建て、マンション、収益物件、事業用物件)によって、適した売却活動があります。
アナログな売却活動
・不動産会社の顧客や購入依頼客に紹介
・他の不動産仲介会社に物件紹介
・折り込みチラシやポスティング等の紙広告
・現地販売会、オープンハウス等
・飛び込み活動、電話営業等
・不動産雑誌等に掲載
デジタルな売却活動
・不動産ポータルサイトに広告掲載
・レインズ、Atbb等の不動産業者間に掲載
・googleやyahoo,snsサイト等の広告枠に掲載
やる気が無い不動産会社だと、一部の不動産ポータルサイトとレインズに掲載するだけです。
この売却活動は相場より安ければすぐに決まるかもしれませんが、相場より高く売ることは難しいです。
レインズに掲載するだけの不動産会社は非常に多いのです。
1-3.不動産は高く売れるもの
不動産は高く売れるものです。1人でも多くの方に反響をいただいて、沢山の方に物件案内をできるように販売計画と売却活動を行えばよいのです。
相場より高く買ってくれる方の傾向として、物件周辺エリアや類似エリアに住んでる方が多いです。かんたんにいえば、そのエリア限定で探してる方です。
そのような方はあまりインターネットを見ない方、不動産購入のアンテナをはってない方も多いです。特に50代、60代の方となってくると、ネットの物件情報を見ない方も多いです。
東京23区の不動産は高く売れるものです。
デジタルな売却活動だけでなく、アナログな売却活動も必要です。
1-4.適当に売る不動産会社
適当に売る不動産会社に、売却依頼をしないように気を付けましょう。
人生において不動産取引はそうそうないものです。数千万円以上の金額の取引である不動産取引、慎重になって行わないといけません
高値売却する為には、売却が成立するまでに3か月から6か月の期間はかけたいところです。
・賃貸仲介がメインの不動産会社(不動産売買の営業活動に積極的ではないです。)
・売り出しまでの活動が遅い、業務報告が少なく、連絡してこない不動産会社(専任媒介契約をした不動産会社の業務報告は義務です)
・中々売れなく、査定時の価格を簡単に覆す営業マン(売れない責任は不動産会社、営業マンの責任でもあります)
・値引きの提案、買い手からの指値をすすめてくる営業マン(不動産相場や不動産取引に慣れてない売主は判断が難しいところです)
2.パートナーの選び方
高値で売却してくれる不動産会社(パートナー)の選び方です。
悪質な不動産会社の手のひらに転がされてしまう方もいらっしゃいます。
不動産取引が少ない、はじめての方は特に要注意です。
2-1.悪徳、タチの悪い不動産会社
大手不動産会社や地元の不動産会社だから安心とは限りません。
不動産仲介の仕事は個人成績で評価する会社が多く、個人で悪いことをしてる営業マンもいます。
私が業界内で聞いたことや、知ってるタチの悪い不動産会社ですと、下記のようなことが有ります。
・買主が不動産会社なのに、中々決済をしてくれない(白紙解約する不動産業者もいます)
・売買契約を迫ってくる、脅しのような言動をとってくる
・以前、話してくれた約束や内容を反故にする。(売買契約書はしっかり確認してから契約することです。)
・安く売るように売主に誘導させていた不動産仲介会社
2-2.利益第一主義の不動産会社
不動産会社が利益を考えて、商売をすることは当たり前のことです。
しかし、お客さんの利益を意図して奪うような行為も、この業界にいると、多々見受けられます。
昔からある、囲い込みもお客さんの利益を奪う1種の行為といえます。両手の仲介手数料がほしいゆえの不動産業界の悪しき慣習となっています。
囲い込みとは・・・
不動産会社がレインズに掲載しない(専任媒介契約した場合には、レインズ掲載は義務です。
客付してくる仲介会社の案内や買付を断る
また、不動産会社の営業マンが個人の利益や収入がほしいために、買主にバックを催促して安値で売買を成立させるような行為もあります。
この行為は売主が数十万円から数百万円の機会損失をうけてしまうということです。
2-3.情熱(やる気)と戦略(売り出し計画)を持っている営業マンを選ぶ
不動産会社の営業方針、営業マンのやる気や経験、戦略が有ることで不動産は高く売れるものです。
いくら営業マンにやる気があっても、不動産会社の営業方針が決まっていれば、売れないかもしれません。
マンションを売却する際には、複数の不動産会社に査定依頼をすることになります。
不動産の査定をしてもらった時に、販売方針・成約できる見込み・販売スケジュールの3点を確認しておきましょう。
情熱と戦略を持っている営業マンを見極めましょう。
2-4.相場より高く売るには時間がかかる
購入するよりも売却するほうが難しいかもしれません。
不動産は期限が決まっていると、相場より安値になってしまうことがあります。
不動産を長く所有していても不利益とならないのであれば、ある程度の販売期間を設けて売却活動をした方が良いのです。
不動産業者が売主の場合には、販売物件を売る為に6か月から1年の販売期間を設けることは多いです。
毎週、毎月と販売活動を行いますが、相場より高い金額を設定していると、すぐには成約に至らないものなのです。
個人の方が中々売れなくても業者が売主の場合に比べてリスクは少ないのですから、時間をかけて売るという姿勢が大切です。
不動産会社や法人が売主となって、販売期間を長く設けることは、借入金の利子や営業マンの人件費などのリスクが発生します。
3.当社の販売方法
当社は相場と同等の金額、また相場より高く、中古物件を販売してきました。
それは決して買主や購入希望者の方をあざむいているわけでなく、買主の方に満足してもらうような販売を行ってきたのです。
不動産を高く売る為には、まず営業マン自身がその不動産をよく知り、その不動産を好きにならないと、高く売れません。
その不動産の良いところ、悪いところを把握して、1人でも多くの方に物件の案内をすることが基本です。
3-1.積極的なオープンハウス
中古物件を案内する為には空き家の状態であることがのぞましいです。問い合わせ等の反響があった時に、すぐに案内ができるからです。
また空き家がであれば、週末は営業マンが現地物件に待機をして、オープンハウスを積極的に行うことが出来ます。
オープンハウスは近隣や周辺エリアに積極的に広告活動を行うことで、一人でも多くの方の案内につなげることが出来る、効果的な営業方法(集客方法)です。
オープンハウス+折り込み広告やチラシ広告+インターネット掲載等をすることにより、より一層効果的な販売活動を行えます。
3-2.リフォームの提案
中古物件のリフォームやリノベーションが流行っています。大手不動産会社もリフォームの買取再販業に参入しています。
個人の方は築年数が古い物件のリフォームに関しては無知であることが多いです。
販売担当者である営業マンがリフォームの見積もりやリフォームの提案が出来る事で、内覧者の購買意欲を高めること・内覧者の不安を払しょくすることにつながります。
当社ではリフォーム業者や大工との業務提携を行っています。また内装リフォームに関しては自社職人も抱えています。
リフォームシミュレーションや図面作成等のサービスも行っている為、当社を介して中古物件を購入したいという問い合わせも多いです。
当社のリフォーム業を活かして、不動産の売却成立につなげることが出来ます。
さいごに
高値売却が成功するかどうかは、すべて不動産会社次第です。
沢山ある不動産会社の中で、宅建免許番号の数や不動産会社の看板、営業マンの印象だけで簡単に決めてはいけません。
あなたの所有している不動産は数千万円から数億円する、大事な財産であるはずです。
相場よりも高く売却してくれる活動を行ってくれるかどうか、慎重に見極める必要があるのです。
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