1.住み替える、買い替える
・お庭や修繕の管理が大変になってきた
・階段や玄関などの上り下りが苦痛になってきた
上記の理由で、一戸建てを売却してマンションに買い替えたいという方は多いです。
人生に2度、3度、家を売却して買い替えてきたという方は沢山いらっしゃいます。
一戸建てを売って、新しいマンションを購入することは、その方の人生の分岐点になってきます。
住宅を買い替えるのであれば、失敗しないように良いタイミングで家を売りましょう。
1-1.一戸建てのデメリット
ご年配の方で、一戸建ての管理が大変、また庭の手入れが煩わしいと感じてきたという方は多いでしょう。
子供たちが独立してしまい、部屋数も多ければ、その分掃除や修繕の手間も発生します。
分譲マンションであれば、共用部分に関しては管理会社にて修繕や管理業務を行ってくれます。
バリアフリーでフラットなつくりであるため、子供やご年配の方にも暮らしやすい設計になっています。
駅前のマンションであれば立地も良く、周辺には施設も揃っていて、安心して暮らせる利点があります。
永住するつもりで住まいを選ぶなら、今どきのマンションのほうが維持管理を行ってくれるため、楽というメリットがあります。
1-2.一戸建てを売却する
買い替えをするタイミングとして
先に一戸建てを売却してからマンションを探して購入するか
先にマンション購入して引っ越しをしてから、一戸建てを売却するパターンがあります。
資金的余裕があれば、そしてローンの残債が無ければ、引っ越しをしてから一戸建てを購入する後者のほうが良いかもしれません。
焦って一戸建てを売却すること、焦ってマンションを探すことは、良くない結果になることもあります。
何事もあせってしまうと、希望価格で売れなくなってしまいますし、希望条件のマンションが購入できるとも限らないのです。
1-3.買い替えはタイミングが重要
家を売ることは、買うことよりも難しいです。
住宅ローンの残債がある場合には、残債以上の金額で売却できないと、新しいマンションに買い替えが出来ないかもしれません。
買い替えをする条件としては、タイミングが非常に重要です。
・残債が無くなってきた(少なくなってること)、家族構成が変わってきた(子供が増えた、子供が独立した)、老後の住まいを探したい
買い替えを少しでも成功させるためには、長年の準備や計画が必要になってきます。
1-4.マンションのメリット
マンションの一番の利点は立地の良さです。
駅の近くにあるマンション周辺には施設やお店が豊富等です。
マンションが駅から近くて電車が利用できるのであれば、東京では車を持つ必要もありません。
2番目にマンションは基本的にフラットなつくりであることです。
一戸建てからマンションに住み替える方の理由で多いのが、戸建ては勾配や階段、段差が辛いということです。
それに比べて最近のマンションはバリアフリー設計を導入しており、設備や機能も優れており、ご年配の方や子供にやさしい設計です。
その他にもマンションのメリットとして、資産価値が高くて売りやすい、耐震性や耐久性に優れている、建物の管理を自分でやらずにすむ、等があげられます。
2.マンションの選び方
一戸建てを売って、マンションに住み替えるのであれば、物件選びが非常に大切です。
新築マンション、中古マンションは首都圏では沢山あります。特に東京ではマンションの数も多く、マンション探しがしやすいはずです。
旧耐震基準のマンション、管理体制が機能していないマンション、住宅ローンが組めないマンションもあるため、
予算や立地、広さ、間取り、設備、築年数、駅距離、周辺環境などの理想の条件と妥協できない条件を整理しながら、マンション探しを成功させましょう。
2-1.新築か中古マンションか
東京23区の新築マンションは、ここ2年から3年、価格上昇しています。
2016年度から東京オリンピックに向けて、新築マンションの販売価格が上昇し続ける可能性もあります。
しかし、新築マンションは築2年から3年たって、新築当初の価格よりも2割から3割引きの安値で売りに出されることがあります。
市況とは関係なく、新築マンションには高めの価格が設定されていて、中古になってしまった途端、資産価値が落ちているのです。
新築よりも同程度の機能や設備、構造でいて、新築よりも2割から3割引きの価格で購入できるのならば、中古マンションも候補にいれましょう。
予算や立地の条件が決まっているならば、中古市場もチェックしておきましょう。
2-2.長年親しんだ家の近くで探す
何度も買い替える予定はなく、永住するつもりでマンションを購入するならば長年親しんだエリアで探してみてはいかがでしょうか。
としを重ねてから、知らない街に移り住むのは勇気がいることです。
長年住んできた街のコミュニティーに参加しているのならば、友人や知人も多いはずです。
同じ町内や近くの街でマンションを探すとなると、タイミング(時間)と運などのめぐりあわせによるものが大きいです。
中古新築問わず色んなマンションを見学してみましょう。
2-3.資産価値が落ちないマンションを探す
資産価値が低くなりづらいマンションを購入しておけば、買い替えする時、老人ホームに入居する時、子供に相続させるときでも、すぐに売却(処分)がしやすいです。
また資産価値が高いマンションは、人に貸して収益を得やすいこともあります。
資産価値が高いマンション
・駅から近い、理想は駅から5分以内
・東京23区内、できれば都心部もしくは城南エリア、城西エリアの評価が高い
・大手施工、大手不動産会社が売主だったブランドマンション
・築10年から15年以内(旧耐震基準のマンションはNG)
・管理や維持の体制がしっかりしている
2-4.中古マンションを購入するポイント
中古マンションを購入する際には、税金や諸費用などがかかってきます。
不動産取得税や登録免許税などの軽減措置は築年数や床面積の要件があります。
また住宅ローンを組む場合には、同じように住宅ローン控除が利用できるかどうかの要件もあります。
それらの要件を満たせるかどうか、物件探しの時には確認しておきましょう。
希望条件(理想の条件、妥協できる条件)を明確にして、なるべく予算と面積、築年数は妥協しないように中古マンションを探しましょう。
そのためにも、つねに物件情報を探すアンテナをはっておくことです。
2-5.仕事が出来る不動産会社に依頼する
一戸建てを売却して、マンションに住み替える場合には、効率よく動いてくれる不動産会社に依頼しないといけません。
先にマンションを探して購入するのか、一戸建てを売却してからマンションを購入するのかによって、不動産会社の動き方も変わってきます。
また一戸建ての売却依頼とマンションの購入依頼は同じ不動産会社に依頼しておいた方が無難です。
自宅近くの大手不動産会社に依頼する方も多いです。
下記のページもご参考くださいませ。
«戸建ての買取会社で3000万円以上で買い取ってくれる不動産会社»
さいごに
一戸建てからマンションへの買い替えは、不動産会社の動き次第では数百万円損をしてしまうこともあります。
100万円でも高く売却してくれて、100万円でも安く購入できるように、仲介活動を行ってくれる不動産会社に依頼したいところです。
また、買い替えにあたっては税金や確定申告等の手続きが必要となってきます。
当社では買い替え、税金、相続など不動産全般のご相談をお受けしております。